30代行政書士の告白~安定するまで~

30代から行政書士になることは、たいへんといえばたいへんですが無理では絶対にありません。そして、30代から行政書士として成功を収めることも、がんばらないといけませんが無理ではないのです。その辺りの事情についても、実体験を語ってくれる方を発見できました。

「私はもう30代後半なんです。行政書士になろうかなと初めて思ったときはまだアラサーになる少し手前でしたかね。私はたいしたキャリアも実績も持っていない平凡な30代のOLだったので、行政書士で開業しても成功できるとは最初思えませんでしたよ、正直に話すと。でも、30代から狙えるチャンスって少ないし、何ヶ月もかけて調べた結果行政書士しかなさそうだって結論が出たんです。
 受かるまでもハードでしたけど、受かってからもまあやっぱりハードだったかなと思います。でも1年目から仕事を少しずつ増やしていくことができたんですよ。1年目はまあ年収は減っちゃいましたけど食べていけない金額にはならなくてほっとしたのをよく覚えてます。2年目ではOLのころと変わらないくらいになりました。3年目でとうとうOLのころの年収より100万円くらい高い年商になりましたね。
 最近は、風営法の仕事とか法人設立の仕事が多い感じですね。あとはADRの依頼も増えてきたかと思います。最初のころはできるだけいろいろとやってたんですけどね。あのころはかなり貪欲でした(笑)。いろいろなイベントにも出席したものです。仕事をもらうのに躍起になってた時期はあちこちに挨拶状を送りましたし、あちこちに名刺を配りました。もちろん、インターネットも使いましたよ。ちょっとお金はかかりますけどサイト作りは大切ですよね。
 まだ私は行政書士としてはやっと中堅に入りかけたころだと思ってるんですけど、こんな私でもそろそろ、駆け出しの新人の方にいろいろと質問される立場になったようです。去年はセミナーなんかにも数回出席したんですよね……ただ出席して話を聞くだけじゃなくて、私がしゃべる側に回ったって意味です。それに本とか雑誌に寄稿しないかって話までいただきました。OLやってたころには、私が人様に向かって文章を書いたり話をしたりするなんて想像もできませんでしたけどね。
 でも行政書士って、本当に無限のチャンスを持ってきてくれるお仕事だってことですよね。収入とか社会的地位とかだけじゃなくて、いろんな意味で新しい自分を開発できるんです。本当に、OLから思い切ってチャレンジしてよかったと思ってます」